pino BLOG新連載!pino liveスタッフインタビュー
コロナ渦以降、一気に配信者・リスナー共に人口が増えたライブ配信業界。
配信サイトや事務所が乱立する中で、急成長を遂げているのがpino liveです。
pino liveは、総合PR会社ベクトルの子会社である
Direct Techのインフルエンサーマネジメント事業としてスタート。
ライバーを管理するだけではなく、「新人を育て、継続させる」ことを強みに持つ
育成型ライバー事務所です。
前回に引き続き、pino liveで新人ライバーのプロデュースを担当する斉藤さんにお話を伺いました。
「良いものをよりよく伝える」というベクトルのビジョンに共鳴したという斉藤さんの仕事に対する熱意の源を、じっくりと解き明かしていこうと思います!
インタビュアー:りりまる
(以下:り)
現役Pocochaライバー兼webライター。
開始5ヶ月でSランクに到達、
ライバーマインドをnoteに公開するなどライバーのセカンドキャリアに興味あり。
pino liveスタッフ:斉藤
(以下:さ)
pino live新人ライバー担当、マーケティング担当。
若いときに経験した、大いなる挫折
りりまる(以下り):前回(ライブ配信業界を支える若きプロデューサー。ビジネススクールで培った思考法で、人気ライバー育成に挑む)は、斉藤さんの仕事を支える思考術などについてお伺いしましたが、今回はそのあたりをもう少し深くお聞きしたいな、と思います。
なんだかお若いのに、人生色々あったようで…?
斉藤(以下さ):ありましたね(笑)お金関連で色々…。
り:具体的には、どんなことがあったのですか?差し支えない範囲で良いので、ぜひ聞いてみたいです。
さ:え、なんか、詐欺にあったりとか…。
り:えーー!!!詐欺ですか!それはまたー!一体どうして。
さ:僕、高校卒業した後は大学に行かず、千葉から東京に出てきてビジネススクールに行ったんですよ。そこが、資本主義の権化となった時代です(笑)
り:また言う(笑)
さ:あの頃は、とにかく起業したい、お金を稼ぎたい、っていう時期でしたね。勉強して、投資もやりました。そこで、自分の身の丈に合わないお金がドーンとはいってきた時に、詐欺にあったんです。
り:それはまた…。
さ:まぁ、それで全部お金がなくなったときに、ショックはショックだったのですが…。実家に一旦帰ったことで、色々な執着からゼロになれたんですよね。
り:人生を早い段階で悟りすぎてますね(笑)
さ:そうですか?(笑)そこから、なんていうんでしょう。お金との付き合い方も変わっていきましたし、「良いものを正しく伝える」ということの意味を真剣に考え始めたんです。
ライバーさんの「本当の良さ」を引き出したい
り:pino liveの皆さんってお話ししていて思うのですが、思考がとても深いなぁと尊敬することばかりです。皆さんそれぞれが、様々な人生経験をされている。そして、その経験を通じて得たご自身たちなりの「想い」を持って仕事をされているんだな、と思います。
さ:ありがとうございます!メンバー全員が本当に熱量高く仕事をしていますし、pino liveは母体がベクトルグループということで、何かを学びたい時や力を借りたい時に、すぐに頼れる方と繋がれたりするんですよね。その点はとても恵まれていると思います。
経営者視点や広い視野を持たないとついていけない、厳しい世界ではあるのですが…。
り:その分やり甲斐もあるでしょうし、成長できますよね。数ヶ月配信を続けていて、経営者視点を持たなければならないあたりは、ライバーと共通点が多いなと感じました。
さ:僕、ライバーさんの「本当の良さ」を引き出すサポートがしたいと常々思っていて。
り:ふむふむ。
さ:それも、相手が悩んでいる時でも、何か新しい提案をするよりは、相手から納得出来る答えを引き出すようなスタイルを心がけたいなと思っています。答えは、いつも相手の中にあるなぁと感じるので。
り:すごい!プロデュースされたいです(笑)
「本当の良さを伝える」仕事で、世の中の価値観を変える
さ:実は僕、1年前は広告代理店にいたのですが、仕事が仕組み化されすぎていて、いまいち業務に没頭できなかったんです。そこにいれば広告運用のプロフェッショナルにはなれたかもしれないけれど、やっぱりユーザーやお客様、といった現場の方との仕事がしたいなぁって思ったんです。
り:なるほど!
さ:なので今、ものすごくやりがいを持って仕事をさせてもらっています。弊社でプロデュースさせて頂くからには、その方独自の魅力を引き出すお手伝いをしたいですし、その魅力を不特定多数の人にそれを分かっていただくスキルを身につけて欲しいなぁって常々思うんです。
り:たしかに、ライバーが人気ライバーになる、そして、ランクをキープし続けるためには、自分の良さを自覚するのが絶対的に必要。その時に、他者との比較ではなく、他者との「健全な差別化」が必要ですものね!
さ:本当にそうです。良いものは、どんどん伝えていかないとですよね。
り:日本の文化的に、「私こんなに良いもの持ってます!」って大げさにアピールするのを良しとしない風潮みたいのありますものね。あれ、捨てていきたいですよね。
さ:僕の中での「良いもの」って、問題を解決をしたり、人に感動を与えられるもの、という定義なんですけど。
り:ええ。
さ:でも、世の中には、本当に必要なサービス、少ないなぁなんて思うんですよ。利益は出ているし、広告の仕方が上手いけど、でもそんなに良いサービスじゃないよねってものが多くて。
り:わー!!その感覚、ものすごーーーく分かります。
プロダクトそのものの良さではなく、「売り方」を極めたり、「儲け方」の原理原則に沿っているだけのものでも、利益は出ますものね。
さ:そうなんです。なので、そこにすごく歯がゆさを感じていて。良いものを持っているのに、その世の中への「発信」というところで躓いている人たちがあまりにも多い。なので、将来的には、ライバーさんに限らずそうした真に才能のある方やサービスのサポートをして行きたいんですよね。
り:斉藤さん…尊いです!そして、是非世の中を変えてください(笑)!
さ:わ、分かりました!(笑)
斉藤さんインタビュー(後半)まとめ
お話を伺っていると、斉藤さんが普段からいかに素晴らしいビジョンを持ってお仕事をされているかがヒシヒシと伝わってきて、最後の方はインタビューを忘れて資本主義についてひとしきりお話ししてしまったほどでした。
そして次回はついに!ラスボス、小坂先生の登場です。お楽しみに!!
書いた人:りりまる
Twitter:
@lilimarupococha
現役Pocochaライバー兼webライター。
開始5ヶ月でSランクに到達、
ライバーマインドをnoteに公開するなどライバーのセカンドキャリアに興味あり。