pino BLOG新連載!pino liveスタッフインタビュー
コロナ渦以降、一気に配信者・リスナー共に人口が増えたライブ配信業界。
配信サイトや事務所が乱立する中で、急成長を遂げているのがpino liveです。
pino liveは、総合PR会社ベクトルの子会社である
Direct Techのインフルエンサーマネジメント事業としてスタート。
ライバーを管理するだけではなく、「新人を育て、継続させる」ことを強みに持つ
育成型ライバー事務所です。
前回(数字から違和感を読み解く。「データ魔人」の異名を持つ男から語る、ライバーに求められるスキルとは?)に引き続き、pino liveの法務・経理・システム開発を担当する芥川さんにインタビュー。
プロデューサーの仕事の軽減・ミスコミュニケーションを削減するために芥川さんが開発中の自社システムについてや、芥川さん目線での事務所の未来について語っていただきました。
仕事は、自分で掴み取る。
りりまる(以下り):芥川さんは通常業務の他に、現在より良いライバーマネージメントのための自社システム開発をされているということで…。
開発のきっかけや想いなどを中心にお伺いしたいです。そんなことをしている事務所、あまり聞いたことないですから。
芥川さん(以下あ):そうですね。僕もそうなんですけど、まず事務所のチームメンバー全員が、常に「もっとやれることはないかな?」と探しながら仕事をしているんです。
り:pino liveのみなさんって、すごく熱い想いを持って仕事されてますものね。
あ:もちろん、そのやりたいことが何でもチャレンジできる環境っていうのも大きいと思うのですが。
り:ではシステム開発は、上から要請があったりしたのではなく…?
あ:いえ、自発的にです。プロデューサーの仕事量を見て、どうにか彼らの仕事を効率的にできないか、この手間を減らしてあげられる術はないか、と考えたのがきっかけです。
り:目の前の課題に対する解決策をご自身で考えられた感じですね!
あ:そうですね。それに、人間同士だと、どうしてもミスコミュニケーションが発生してしまうじゃないですか。そういったトラブルも軽減したいと漠然と考えていて。
もしそうした煩わしさが無くなれば、より業務が効率化され、より良い結果が出せる。それがシステム開発をしたいと考えたきっかけです。
り:具体的にはどのようなシステムになる予定なのですか?
あ:あまり詳しくはお伝えできないのですが、ライバーさんがご自身の状況を可視化し、ランクアップやメーター維持に必要な情報が数字的に一目でわかるシステムを作れないか、と考えています。
り:ライバーやメンバーのために、より良い業務環境を作ろうという意欲が素晴らしいですよね。
それを実行する行動力もですが、そういった感覚はどこで磨かれたんでしょう?
あ:うーん、前職の、営業経験かもしれないです。営業って、いきなり飛び込んでいっても相手にされない世界じゃないですか。
そんな状況下で、少しでもチャンスがあれば掴みに行くという姿勢から、「仕事は自分で掴み取るもの」という意識が生まれましたね。
ハングリーな仕事術は、ライブ配信にも応用できる?!
り:前回に引き続きお話を聞いていて思うのですが、芥川さんの仕事に対する姿勢って、ライバーさんにも参考になるものが多い気がします。
仕事は掴み取るものだ!みたいな。
あ:恐縮です(笑)
り:ライブ配信の世界って、ふらっときてくださった初見さんに挨拶して、気に入ってもらい、その後も継続して通っていただく、って流れじゃないですか。
でも、「リスナーさんを掴み取るぞ」という意識でいると、より大きい確率でコアなファンになってくれるような気がしますね。
あ:なるほど。それに関連するかわかりませんが…。
実は僕、中学二年生の時、いじめられていたんですよ。
り:そうなんですか?!
あ:はい。性格的にも負けず嫌いだったので我慢したりしていましたが、相手だけが悪いと考えるのではなく、「自分が何をしたんだろう」と自己省察をしたりしていましたね。
そういう分析力とかは、ライバーさんがご自身で持っていても損はないスキルなのかな?と思います。
り:マイナスが続くとか、メーターの数字が普段より低いとかきに、落ち込まずに、冷静に状況を分析できるスキルですよね。すごく大事だと思います。
私は最近のメーターの数字が異常だ!とメーターのせいにするのが得意ですが(笑)
あ:そうなんですね(笑)
り:でも、その場所で頑張り続けることをご自身が選んだのなら、できるだけ他責も自責もせず、頑張ってみたいですよね。
あ:わかります。僕、受験勉強で浪人したりもしましたし、挫折は結構経験しているんですよ。
余裕だと思っていた本番の試験でいざ試験会場に着いたら頭の中が真っ白になってしまって…。
気がついた時には試験が終わっていた、っていう経験があるんです。
り:相当なプレッシャーだったのでしょうね…。
あ:そこで自分のメンタルの弱さを思い知ったんですよね。受験勉強からは、逃げるように就職したので…。
もう逃げたくないんです。
り:おお!かっこいいです!もう逃げたくない。かなりご自身と向き合われてますよね。
自分を追い詰めるのは良くないですが、冷静な自己分析をして踏ん張る力というのは、ライバーにも絶対必要なスキルなのかな、と思います。
目指すは日本一の事務所!
あ:僕、本当にライバーさんに「pino live」に入ってよかったと思って欲しいんですよ。
ぶっちゃけ、日本一のライバー事務所目指してます。
り:それは凄い!(拍手👏👏👏)
あ:「日本一の事務所」ってなんだろう、とかよく考えています。
売り上げなのか、ライバーさんの満足度なのか。
目指す場所は、プラットフォーム側(PocochaやSHOWROOMなど)と同等でありたい、ということです。
り:素晴らしい!
あ:ライブ配信業界全体で、pino liveの知名度や影響力を高めていきたいんですよね。
所属しているライバーさんも嬉しい、僕らも嬉しい、プラットフォーム側も嬉しい、そんな立ち位置でいれたらと思っています。
り:今、芸能界ですら事務所の存在意義が問われているじゃないですか。仕事が取れる人は、SNS経由で個人で仕事が取れちゃうらしく。
芥川さんの発言も、今後のpino liveも、非常に頼もしいですね!
芥川さんインタビューまとめ
ご自身の挫折など、人生経験で培われた仕事術をふんだんに教えてくださった芥川さん。
生来の負けず嫌いな性格に、冷静な分析力、そして仲間や業界に対する熱い思いで日々忙しく仕事をされている合間に、「pino liveを日本一の事務所にする」という素敵な目標を伺うことが出来ました!
次回は新人ライバー担当の、斉藤さんにお話をお伺いしようと思います!
書いた人:りりまる
Twitter:
@lilimarupococha
現役Pocochaライバー兼webライター。
開始5ヶ月でSランクに到達、
ライバーマインドをnoteに公開するなどライバーのセカンドキャリアに興味あり。