pino BLOG新連載!pino liveスタッフインタビュー
コロナ渦以降、一気に配信者・リスナー共に人口が増えたライブ配信業界。
配信サイトや事務所が乱立する中で、急成長を遂げているのがpino liveです。
pino liveは、総合PR会社ベクトルの子会社である
Direct Techのインフルエンサーマネジメント事業としてスタート。
現在は2020年12月に設立された子会社Liver Bankとして、ライブ配信コミュニケーションのプロデュース事業・ライブ配信を軸としたファンコミュニティプロデュース事業などを提供しています。
ライバーを管理するだけではなく、「新人を育て、継続させる」ことを強みに持つ
育成型ライバー事務所です。
前回に引き続き、Youtube業界から転身、pino liveを立ち上げ、現在は株式会社Liver bankの執行役員を務める小坂さんにインタビューを行いました。若きメンバーをまとめ、結果を出し続けるリーダーが語るビジョンと人生観を、余すところなくお伝えします。
インタビュアー:りりまる
(以下:り)
現役Pocochaライバー兼webライター。
開始5ヶ月でSランクに到達、
ライバーマインドをnoteに公開するなどライバーのセカンドキャリアに興味あり。
pino liveスタッフ:小坂
(以下:こ)
Liver Bank執行役員。pino live事業部長。
僕の原点は、祖父。
りりまる(以下り):前回に引き続き、よろしくお願いいたします。小坂さん、人生で色々あったとおっしゃっていましたが…。お若い頃はやはり、資本主義の権化といった感じだったのでしょうか?
小坂(以下こ):そういう訳じゃないですけど(笑)。でもずっと、プロ野球選手か社長になりたい、という思いはありました。プロ野球選手の道が現実的で無くなったのを機に上京しまして…。
こ:その時に関わった仕事で色々と失敗して、学びましたね。結果至上主義のようになってしまい、人からの信頼をなくしてしまったことがあったんです。 口でいくら調子の良いことを言って一時的に収益や結果を出したとしても、信頼出来るサービスや結果を出さないと、当たり前ですが人は離れていってしまう。
り:おっしゃる通りですよね。でも、比較的若い頃にそうした失敗をされるのって凄く価値のあることだと思います。長期的には信頼が大事だというのも、ライブ配信の運営とも似ていますよね。
こ:本当です。事業も配信の運営も、凄く似ていると思います。
り:お話をお伺いする限り、現在の小坂さんってメンバーからも慕われていて、沢山の仕事量をこなし結果を出してらっしゃる、というイメージです。どなたかロールモデルがいらっしゃるんですか?
こ:僕はまだまだそんなことはないですが、人生で一番尊敬しているのは、僕の祖父ですね。
り:おじいさまなんですね!煉獄さんかな?と思った(笑)
こ:煉獄さんも好きですけど(笑)
僕は実家の裏には田んぼや畑があるような秋田の田舎町で育ちました。小さい頃は町のどこに行っても祖父の孫というだけで、お礼を言われるという経験をしたんです。周囲の人から信頼され、尊敬されていて…そういう人・生き方に憧れているというのが原点にありますね。
祖父は2013年に亡くなったのですが、ずっと僕のことを信じて、期待してくれていたんです。だからでしょうか、「自分なら出来る」という根拠のない自信が小さい頃からあったのかもしれません。
頑張れる原動力の源
り:小坂さんやメンバーの皆さんって、いつもすごい働いているし、頑張ってるなぁ、その原動力ってなんだろうと、このインタビューをさせていただくたびに思っていたんですが…。原点を紐解いていくと、小坂さんのおじいさまの、愛情や信頼なのかもしれないなぁなんて勝手に思っちゃいました。
こ:誰かに信頼されたり期待されるという経験が人を強くするし、モチベーションにもなる。結局人間って、誰かに期待してもらい、承認されることで成長に向かって挑戦したり努力できるんじゃないかなと思います。
り:なんかもう、精神年齢がおじいさんですよね(笑)普通に子育ての参考にさせてください。
こ:そんなことないです(笑)
でも、僕は事務所のメンバーに対しても、またプロデュースをさせていただくライバーさんに対しても全力で信頼し期待することで、僕の指示で無理やり努力をするのではなく、自分の意思で自発的に努力をしていってもらう、という状態が理想的だなと思っています。
り:インタビューをさせていただいて、そのビジョンがメンバーの皆さんにしっかりと浸透していると思いました。
そしてその姿勢はそのまま、プロデューサーの皆さんを通して私たちライバーにも伝わってきています。私も初めに「りりまるさんなら出来ます!」と言っていただいた経験が、何もわからない中で自分を突き動かす原動力になりましたし。
自分のことを信頼し、「あなたなら大丈夫、出来るよ」と背中を押してくれる仲間や家族がいるって、凄く尊いことですよね。
私は配信を通じ、そんな風に自分を支えてくれる大切な人達と出会いましたし、その温かい関係性が波及して、リアルな人間関係にも良い影響を与えているので、本当にライブ配信には感謝しています。
こ:温かい人間関係を作ることは、僕の人生の目標でもあります。自分がいることで、自分の家族や仲間が得をしたり、幸せになったりして欲しいですし、笑顔にしたいんですよね。
人の心を育てる力のある人間になりたいですし、多様な価値観を創造できる柔軟な思考を持っていたいです。
「人がってぜって負げるな」
り:すごい志を持って継続的に頑張ってらっしゃいますが、こう、燃え尽きたりしない理由をお伺いしたいです。
こ:精神力や体力は、野球部の精神的にきついトレーニングで培った部分も大きいです。マジで死にました(笑)
り:なるほど!野球では、プロを目指すレベルだったんですもんね。
こ:小・中・高・大と、精神的にも体力的にもタフな練習をこなして自分に打ち勝ってきた経験が、仕事にも活かされています。グラウンド8周でキツイなー、でも、10周いけるんじゃないか?いや、11周までいけるだろう!みたいな。
こ:秋田弁で、「人がってぜって負げるな」って言葉があるんですが。
こ:これも祖父からのよく言われていた言葉です。その影響で僕は負けず嫌いになり、その言葉を折に触れて自分に向けて言い聞かせている部分も大きいです。
あとは、定期的に自分の志を見直していること、人生観をはっきり言語化できていること、その結果として継続的に頑張れるというのはあると思います。
り:これ、若いライバーさんにも是非取り入れてほしい考え方ですね。負けず嫌いだけど結果が出ずに諦めてしまい、自分に自信が持てなくなるというループをよく見聞きするので…。
こ:ライブ配信は成長が著しい業界ですし、ライバーとしてのお仕事も今後は増えて行くと思いますので、ぜひ諦めずに頑張って欲しいですね。
こ:そうなんです。ギフティング型のライブ配信だけではなく、1対1のコミュニケーションが可能なタイプや、トップタレント用のファンコミュニティアプリなど…。
こ:一昔前までは考えられなかったことがどんどん実現されていますからね。ライブ配信はクラウドファンディングなどと相性がいいですし、「ファンと作る未来を」実現できる環境を生み出していると思うので、これからも新たな価値をどんどん生み出していけたらと思います。
今日はいい部分だけスポットライト当てていただいたので、(笑)pino liveへご意見ご要望ありましたら、ぜひよろしくお願いします!!
り:すごく頼もしいですし、楽しみにしています。本日はありがとうございました!
小坂さんインタビュー(後半)まとめ
質問をする必要がないほどに、ご自身の考え方が確立されていた小坂さん。
人生観を早いうちに構築され、尊敬するお祖父様の姿を追いかけながら自分の志を信じ、お仕事をされている。
そしてその志と時代の流れが重なり波及していく様子を見させて頂いて、人の原動力というのはやはり心なんだなぁと感じずにはいられませんでした。
書いた人:りりまる
Twitter:
@lilimarupococha
現役Pocochaライバー兼webライター。
開始5ヶ月でSランクに到達、
ライバーマインドをnoteに公開するなどライバーのセカンドキャリアに興味あり。